遠距離恋愛のオキテ その四。
2004年3月8日お約束
<素直にカレに飛び込んでいくこと>
普段なら午後まで寝てしまっている土曜の朝。
私は7時に起きて化粧を始める。
最近買った春物のかわいいパステル色のニットを着て
いつもと違う自分を作り出す。
それから珈琲を飲んで、時計をチェック。
うん、そろそろ良い時間だろう。
車のキーを持って、勢いよく玄関のドアをあける。
外に出ると少し曇ってた。残念。それに少し寒い。
私は「寒いなあ・・・」と独り言を言いながらも
口元が緩んでいる自分に気が付く。
駐車場に向かうまでに
やっぱり自分の心が踊っているのを再確認する。
こんなに軽やかな足は久しぶり。
車に乗りこんで大阪空港へ向かう。
オーディオから流れてくるラジオの曲に合わせて
少しからだが揺れる。
早く空港に着きたい、けれど、
この嬉しさ、ワクワク感をもう少し味わっていたい。
そんな複雑な気持ちが、幸せなヒトトキ。
空港に到着したと同時に、
彼が出口から出てくるのが見えた。
ナイスタイミング。
彼がこちらに向かって走ってくるのが見える。
私は呆然と何も動けないでいた。
どうしよう、スゴイ、なんだろう、
この奇妙なキモチは。
温かくて、嬉しくて、でも何だか泣きそう、そんなキモチ。
ああ、この瞬間を、私はどれだけ待ったのだろう?
どれだけ長い日々だったのだろう?
そうだ、第一声はなんて言おう?
「お疲れ」「久しぶり」???
そう言えば、この瞬間を事前に考えて
カレに一言目に何て言うべきか練っていたんだっけ?
なんだっけ?何を言おうと思っていたんだっけ?
久々だから「何か変わったね」って言われたいし。
ああ〜!!とりあえず抱きついちゃおうか。
助手席のドアが開き、彼が車に乗り込んでくる。
「ゆっきい〜」
彼のその笑顔を見た瞬間、
涙が溢れ出た。
止められなかった。
今まで膨らんで、膨らんで膨らみ続けた
寂しいキモチが、一気にパチンとはじけた。
オトナの女になろうとか思ってたのに
カレの前ではそんな小細工通じなかった。
遠距離恋愛のオキテその四。
「素直にカレに飛び込むこと」
どれだけかっこよく居ようとしても
恋愛に置いては
自分の素直な気持ちに勝てないのかも知れない。
それからカレは驚いて、でも悟ったように微笑んで、
私をぎゅっと抱きしめてくれた。
とても温かくて、涙がもっと止まらなくなってしまった。
<素直にカレに飛び込んでいくこと>
普段なら午後まで寝てしまっている土曜の朝。
私は7時に起きて化粧を始める。
最近買った春物のかわいいパステル色のニットを着て
いつもと違う自分を作り出す。
それから珈琲を飲んで、時計をチェック。
うん、そろそろ良い時間だろう。
車のキーを持って、勢いよく玄関のドアをあける。
外に出ると少し曇ってた。残念。それに少し寒い。
私は「寒いなあ・・・」と独り言を言いながらも
口元が緩んでいる自分に気が付く。
駐車場に向かうまでに
やっぱり自分の心が踊っているのを再確認する。
こんなに軽やかな足は久しぶり。
車に乗りこんで大阪空港へ向かう。
オーディオから流れてくるラジオの曲に合わせて
少しからだが揺れる。
早く空港に着きたい、けれど、
この嬉しさ、ワクワク感をもう少し味わっていたい。
そんな複雑な気持ちが、幸せなヒトトキ。
空港に到着したと同時に、
彼が出口から出てくるのが見えた。
ナイスタイミング。
彼がこちらに向かって走ってくるのが見える。
私は呆然と何も動けないでいた。
どうしよう、スゴイ、なんだろう、
この奇妙なキモチは。
温かくて、嬉しくて、でも何だか泣きそう、そんなキモチ。
ああ、この瞬間を、私はどれだけ待ったのだろう?
どれだけ長い日々だったのだろう?
そうだ、第一声はなんて言おう?
「お疲れ」「久しぶり」???
そう言えば、この瞬間を事前に考えて
カレに一言目に何て言うべきか練っていたんだっけ?
なんだっけ?何を言おうと思っていたんだっけ?
久々だから「何か変わったね」って言われたいし。
ああ〜!!とりあえず抱きついちゃおうか。
助手席のドアが開き、彼が車に乗り込んでくる。
「ゆっきい〜」
彼のその笑顔を見た瞬間、
涙が溢れ出た。
止められなかった。
今まで膨らんで、膨らんで膨らみ続けた
寂しいキモチが、一気にパチンとはじけた。
オトナの女になろうとか思ってたのに
カレの前ではそんな小細工通じなかった。
遠距離恋愛のオキテその四。
「素直にカレに飛び込むこと」
どれだけかっこよく居ようとしても
恋愛に置いては
自分の素直な気持ちに勝てないのかも知れない。
それからカレは驚いて、でも悟ったように微笑んで、
私をぎゅっと抱きしめてくれた。
とても温かくて、涙がもっと止まらなくなってしまった。
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